2008年02月21日

ニューヨークタイムズがリストラ

インターネットが出現して、多くの人たちがパソコンの恩恵をこうむることになって、より便利な世の中になった。

このインターネットの普及は、新たなビジネスを生み出すチャンスとなったが、同時に既存ビジネスには大きな脅威となって、ピンチを招くこととなった。

それは新聞業界とて、例外ではない。

2月16日付け朝刊に「NYタイムズ編集100人削減」と1段見出しで、小さな記事が載った。

ニューヨーク・タイムズは、アメリカのクオリティーペーパーで、伝統ある新聞社。

記事によると、編集部門には、全従業員1332人いるが、このうち約7.5%に当たる約100人を超えるを今年中に削減するという。

サブプライム住宅ローンに端を発した景気減速、それに伴う広告収入の減少などを受け、この名門新聞でさえリストラと相成った。

07年10〜12月期決算で、冬季黒字を確保したものの、売上高は前年同期比7.1%の減。

今年も来年も売上が増える見通しもないということなのか。

いまやインターネットで新聞を無料で読める時代。

この先、このままでは既存新聞に明るい展望が広がるわけでもない。

このことは日本の新聞の明日を暗示しているのかもしれない。

人事で済まされません、ね、日本の新聞・・
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2007年04月01日

エンベット(embed)・メディアは真実を語っているか

メディアは真実を語っているだろうか。

同じ事象であっても、言い方によるイメージが随分異なることがある。エンベット(embed)がそうだろう。

エンベットとは、ぴったりはめ込む、埋め込むという意味。

マスコミでは戦争などで最前線部隊と寝食を共にして取材する従軍取材方式、と説明される。

表現からのエンベット、すなわち表現からの埋め込みで、たとえばテロとアタックを見ると・・

イラクの武装勢力を「テロ」と呼ぶメディアと、「アタック」と呼ぶメディアがある。

テロなら許しがたい犯罪行為だが、アタックなら武装勢力にも理があることになる。

フランスの英雄ナポレオンだって、周辺国から見れば、許しがたい侵略者。

反英闘争に生涯を賭けたインド独立の英雄、ラス・ビハリ・ボースだって、イギリスから見れば、犯罪者テロリストだった。

イラクの武装勢力を英BBCは「テロ」とはせず、「アタック」としていた。

BBCはこの事象を客観的に抵抗運動として見ていたのだろう。

また米メディアはイラク人捕虜を「虐待」としていたが、アラブ・メディアでは「拷問」としており、ここにもエンベットが働いている。

同じことでも、言い方によって、想像するものが随分異なる。

北朝鮮の「ミサイル発射」と言う日本のメディア。

これを「発射実験」と伝えたなら、どう感じるだろうか?

世論や時代の空気はメディアのエンベットにより作られるかも。

まもなくイラク開戦4年目を迎える。

2007年03月19日記
posted by マダムフセイン at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャーナリズム論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月15日

擬似世論に粉飾政治

会社が儲かってもいないのに、儲かっていると見せかければ、これは粉飾決算。

上場企業であれば、市場から退場しなければならない。

東証1部上場の名門企業、カネボウは株主、投資家を長年騙し続けて、そうなった。

政治はどうだろう。

擬似世論の上に立つ政治が、粉飾政治と言えないだろうか。

いかにも正論を報道するメディアが実際の国民世論として見せかけた、よく独裁国家にありがちな世論。

民主主義と呼ばれる国だってある。

いかにも不偏不党、公正中立に装ったメディアが、様々な事象を解説、報道するメディアが、大衆操作、大衆洗脳・・

権力エリートが、まず権力になびく新聞、テレビ、出版に大衆を操縦し、巧みに世論を製造する。

既存メディアは権力エリートの正当化に利用されるただの道具。

以前なら喜んで見ていた日曜朝10時のテレビ朝日系の政治討論も、何だかそういうところが透けて見える。

権力エリートは世論を政治に反映させることよりも、世論を操縦することに知恵を絞る。

それに大衆が迎合し、罵詈暴言、誹謗中傷を繰り返す。

そんなことが日本にはないのだろうか。

権力エリートの罠にはまってはならない。

2005年05月17日記
posted by マダムフセイン at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャーナリズム論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月07日

どこかおかしい牛丼狂騒曲

愛知県の会社員、47歳は「牛丼 に勝るものなし。政府は早く米国産牛の輸入を解禁すべきだ」と、力を込めた、と記事はある。

自宅近くの店舗から地下鉄を転戦と新聞 は伝える。

名古屋市の高校1年生、○○絵莉佳さん(16)は、提供開始45分前に来店。

「親にも食べさせて上げたい」と牛丼 の弁当2つを下げて帰った、と記事。

親孝行なお嬢さんを持ったご両親は、さぞ幸せのことだと思う。

大阪・堺市の吉野家 第二阪和浜寺店にワゴン 車が突っ込み、店と客あわせて7人が怪我 。

損壊した店が新聞 社の取材ヘリコプターより写され、その写真 が大きく社会面を飾る。

損壊した店だろうが、それでも客は並び、壊れた店の中で客は牛丼 を食べる。

11時のオープン時に待ちきれない客が列をなし、11時丁度に店長 あいさつ。

今どきの小、中学校 でも見られない、素直に聞くお客が、あいさつ終了と同時に客が拍手して、「頂きます」。

全国の吉野家 各店で、同じような光景があったのだろう。

2月11日は米国産牛肉の安全性についての新聞 報道はなかった。

生命の大切は何よりも大切なはず。

にもかかわらず、この日はそんなことは問題にもならず、全く新聞 は触れない。

牛丼 が食べられないのは、もうこの世の終わりのような牛丼 狂騒曲を演出するマスコミはどこかおかしい。

もうそろそろ米国産の牛肉を輸入したらどうか、という解毒剤の働きをみせる新聞 の過熱した報道。

読者も少し用心して、この報道を斜めに読んだほうがいいのかも。

05年2月13日記
posted by マダムフセイン at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャーナリズム論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月04日

触れなかった日本の五輪休戦拒否

朝日新聞社説04年8月31日「アテネの原点を北京へ」

「原点を見つめ直す良い機会になった・・まず平和の祭典と原点だ」

「イラクでは戦闘が続き、ロシアでは旅客機が爆破された・・五輪開催中の休戦の呼びかけは実らなかった」

五輪休戦の呼びかけは、国連決議で採択された。

圧倒的多数で。

世界の180カ国が、五輪休戦に賛成し、署名、休戦を呼びかけた。

しかしイラクで戦闘は続いた。

それはそうだろう。

アメリカは五輪休戦に賛成していないからだ。

五輪停戦には、アメリカを含め、世界の11カ国が同意していない。

大多数の国が五輪停戦を呼びかけても、アメリカは世界の声を無視した。

そして、この11カ国には、驚くことに日本も含まれる。

日本はアメリカの意向に沿うように、五輪休戦の署名に拒否した。

アメリカに、どこまでも従順なのであろう。

しかし問題は、朝日新聞の社説で、日本が五輪休戦に賛成しなかったことに、触れなかった点である。

世界の大多数の国による「五輪開催中の休戦の呼びかけは実らなかった」と、いわば他人事のように言っているが、肝心の日本は、その呼びかけに賛成していない。

朝日新聞は日本を代表する高級紙。

その朝日ですら、この点を触れないのは、ジャーナリズムの怠慢というほかない。
posted by マダムフセイン at 09:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャーナリズム論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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